ヨルダン国王「反乱は鎮圧」=前皇太子との確執で

 【カイロ、ワシントン時事】ヨルダンのアブドラ国王は7日、「国家の安定を脅かす行動を取った」と批判された異母弟の前皇太子ハムザ王子について、「ショックと痛み、怒りは比類なかった」と語った。その上で「反乱は鎮圧された」と強調し、事態は沈静化したとの認識を示した。

 国王の国民向けメッセージを国営メディアが伝えた。表面化した王室の内紛に関し、国王が直接言及するのは初めて。

 国王は「過去数日の試練は国家の安定にとって最も危険ではなかったが、私にとっては最も痛みを伴うものだった」と振り返った。動画で自ら自宅軟禁下にあると主張したハムザ王子について、「現在は私の保護の下、家族と一緒に自分の宮殿にいる」と述べた。

 ヨルダン政府は、王子側が「邪悪な計画実行のため外国勢力と連絡を取っていた」と非難し、関係者を拘束。その後、王子が国王に忠誠を誓う文書が公表されていた。

 一方、バイデン米大統領は7日、アブドラ国王と電話会談し、米国や地域にとって国王のリーダーシップが重要だと強調した。ホワイトハウスが発表した。ヨルダンは中東の親米国で、国王への支持を明確にする狙いがあったとみられる。

 バイデン氏は記者団に、ヨルダン情勢を懸念していないと指摘。「国王には米国に友人がいると電話で伝えた」と語った。 

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