「漫画村」という、漫画を著作権者の許諾を得ずにネット上で無料公開していたサイトがあり、問題となっていました。現在、「漫画村」のサイトは、一時的に閲覧できない状態になり、Googleの検索結果からも消えたとのことです。
「漫画村」のようなサイト、つまり、漫画や雑誌が無料で読める「海賊版サイト」は、「漫画村」に限りません。「漫画村」も名称を変えて既に開設されているようです。
また、海賊版サイトは、漫画・雑誌に限らず、テレビ番組やアニメなどを公開しているところもあります。
ここでいう「海賊版」というのは、著作権者等の許諾を得ずに漫画等のコンテンツを複製したもののことです。
「海賊版サイト」は著作権侵害だけでなく出版業界への悪影響も著作権者は、著作物を複製したりネット上にアップする権利等を有します。ですから、著作権法で例外的に許された場合を除いて、著作物を複製つまりコピーしたり、ネット上に公開したりすることは、その著作物の著作権者の権利を侵害します。権利者の許諾がないのにネットにアップしようと漫画をコピーした段階で、その漫画の著作権を侵害しています。
著作権を侵害された場合、著作権者は、侵害した者に対して、侵害の差止や損害賠償を請求することができます。
権利者の許諾がないのにネットにアップしようと漫画をコピーした段階で、その漫画の著作権を侵害しています。
とは言え、被害者である作者や出版社を第一に考えれば、ブロッキングは有効だよね。まあ、いたちごっこに陥る可能性は高いけど。