血液数滴でガン診断 中卒研究者が世界仰天の発明できた理由

血液数滴でガン診断 中卒研究者が世界仰天の発明できた理由

「針を刺した指先を下にして、絞り出すように、血液をそこに垂らしてください」

言われるがまま、記者は血をほんの数滴、小さな容器に滴らせた。この日は、ある検査を受けさせてもらっていた。

ここは、兵庫県神戸市のバイオベンチャー「マイテック」。今、同社が発信する先端技術に世界の熱い眼差しが向けられている。それは、独自のがん検出技術だ。

まず注目されたのは、ごく微量の血液から短時間で体内のがん細胞の有無を判別できるという検査の簡便さ。そして何より世界を驚愕させたのが、「ステージ0」、大きさ0.1ミリ以下という超早期のがんも、見落とすことなく検出するという確度の高さだ。

「とった血液を遠心分離機にかけ、上澄みの血清を私たちが独自に開発したバイオチップ“プロテオ”に垂らします。すると、がん細胞から血中に微量に溶け出した関連物質がチップに吸着する。それを傾向顕微鏡で解析することによって判別します」

こう説明するのは、プロテオを開発した同社の長谷川克之さん(59)。現在、国内60カ所の医療機関がプロテオによる検査を導入、約5千人が受検しているという。

その画期的な技術を生んだのが1999年、克之さんと、妻で同社の社長を務める幸子さん(54)が設立したバイオベンチャー。総勢4人という“家庭内手工業”のような小さな会社が、世界に先駆けて先端テクノロジーを世に送り出したのだ。

しかも、克之さんは医療分野とはずっと無縁。そもそも、最終学歴は地元の公立中学校だ。


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2019年12月2日の社会記事

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