大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収さん(73)が、読者からの相談に答える!

昨年7月、蛭子さんは、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)で、アルツハイマー病とレビー小体病を併発している初期の認知症であることを公表した。

【Q】「酒もギャンブルもしませんが、貯金がほとんどありません。

息子は高校受験でまだまだ金がかかります。コロナ禍で稼ぎも少なくなるし、将来を考えると不安で夜も眠れません」(とんがりさん・51・会社員・埼玉県)

【A】「お金の不安は一生消えない」(蛭子能収)

眠れないのは大変ですね、ウフフ。余計なことを考えないほうがいいと思いますよ。オレも金に関しては苦労してきましたが、あまり先のことを考えずに目の前の仕事をしました。

(マネージャー〈以下、マ〉「蛭子さんは、今でも“金を稼がなくっちゃ”という思いがすごくありますよね」)オレ、とにかく金を稼げなくなったら終わりだと思っているし、お金の不安は一生消えることはありませんよ。今だけを考えていればいいと思いますけどね。

(マ「この相談者は、蛭子さんが賭け麻雀で逮捕された当時の年齢と一緒です!」)えっ、そうなの? オレはそのころ、何していたんやろ? (マ「3カ月ぐらいテレビの仕事は謹慎しました」)あっそうやっけ? 漫画の仕事はあったような気がしますけど……。

(マ「謹慎期間中にラスベガスに行ってギャンブルをしていました。本当に不謹慎ですよ」)あ、そうやった。でも、オレにとってギャンブルは金を増やすのが目的です。謹慎中でもしっかり稼ぎに行っていたんですね。

「女性自身」2021年2月2日号 掲載