今、SNSではマツケンサンバブームが再燃したり、草刈正雄の写真がバズるなど、還暦超え芸能人が若い女性の間で続々話題に! そこで「60歳以上でも若い女性に人気の元イケオジ」を“イケおじい”として本誌で認定! さらに、芸能ツウのコラムニスト・おおしまりえさんに、“イケおじい”の人気の理由を分析してもらった。

■若者にブームの“イケおじい”たち

松平健(67)】マツケンサンバがブーム再燃、アクリルキーホルダーが完売!

五輪開会式後、SNSでは「閉会式でマツケンサンバが見たい」との声が続出。

この待望論を受け、8月20日放送の『ミュージックステーション』に出演し、お茶の間を沸かせた! このブームを受け、数量限定で発売されていたグッズ「マツケン・アクリルキーホルダー」も完売。また、YouTubeチャンネル「マツケンTube」ファンも増加中だ。

【草刈正雄(68)】ぬいぐるみとの組み合わせに胸キュン♪

娘・紅蘭がたびたび父の子煩悩ぶりを暴露し、好感度アップ。SNS発漫画原作のドラマ『おじさまと猫』でも紳士キュートな主役を好演。ブサカワ猫「ふくまる」と戯れる姿が話題を呼んだ。

遠藤憲一(60)】ギャップ萌えする人が急増!

“コワモテ”イメージから一転、最近では癒し系の役柄も演じる姿にギャップ萌えする人が急増。

眠りをサポートする機能性表示食品「ネルノダ」のCMでは、ナイトキャップを被り、キャラクター「ネルノダクマ」とあくびをするかわいらしい姿を披露している。

吉田鋼太郎(62)】若者向けCMにも進出!

ドラマ『おっさんずラブ』の情熱的演技でブレークして以降、ちゃめっ気ある役が増加。ティーンに人気のライブ配アプリ「17LIVE(イチナナ)」でもコミカルにライブ配信をする父親役を演じている。

高田純次(74)】「テキトー」キャラが令和の時代も

「コンタクトのアイシティ」のCMに出演中。CMで共演した永野芽郁(21)からも、「スマートでダンディでカッコいい」と評された高田。天下の「テキトー」キャラが令和の時代も若者に受けている。

■おおしまりえさんが分析!“イケおじい”ブームの理由

還暦を超えても、若者たちを惹きつける“イケおじい”たち。なぜ年を重ねても人気を維持できるのか、そして4~50代の「イケオジ」との違いは何なのか。芸能事情に詳しいコラムニスト・おおしまりえさんは、こう語る。

「今はやっている若手の男性芸能人って、中性的な人が多いじゃないですか。だからオスっぽさ』や『守ってくれそうな安心感』は、彼らに期待することが難しいと思うんです。

一方、最近のイケオジはあまりに見た目が若く『性的に生々しすぎる』。

ところが“イケおじい”だと、ほどよい『成熟したオスっぽさ』にくわえ、恋愛対象にはならないがゆえの安心感を抱くこともできます。

もちろん、包容力や父性も感じられたりするでしょうし、“イケおじい”は若い女子にとって、いろいろな願望を満たしてくれる都合のいい存在なのかもしれません(笑)。

イケオジが“イケおじい”に進化するための最重要ポイントは、『キャラクター化』しているかどうか。

イケオジ時代の『男性的なカッコよさ』をある程度は保ちつつも、かわいらしさやフランクな親しみやすさをより強調することが大事。年齢とともにカッコよさはどうしても減少してしまうので、新たな魅力で補う必要があります。

この『男性的』『キャラ的』要素のどちらが大きいかが、イケオジと“イケおじい”の違いといえそうです。

また、コミカルな役を引き受けたり、実は子煩悩といったギャップを披露できるのは、『大人の余裕』ともいえますよね。どこまでが計算なのかはわかりませんが、今回紹介している“イケおじい”たちはそのあたりの振舞いがうまく、魅力的です。

人生100年時代、上手な年齢の重ね方をした“イケおじい”がますます増えてきそうですね!」