“天才卓球少女”は時を経て、不倫裁判の被告になってしまった。10月31日に口頭弁論も開かれたという訴訟で、福原愛(34)は“不貞の代償”を請求されている。

「卓球元台湾代表の江宏傑さん(33)と結婚していた福原さんですが、既婚者である商社マン・AさんとのW不倫が報じられ、ともに離婚しました。今回、離婚の原因は福原さんにあるとして、Aさんの前妻・Bさんが訴えたのです。証拠の“ラブレター”などが提出されているそうです」(芸能記者)

「文春オンライン」によれば、Bさんが請求した慰謝料は、《不貞行為に対する精神的苦痛として300万円》《離婚に対する精神的苦痛として500万円》など、計1千100万円にものぼった。この額について、離婚問題に詳しい「へいわ総合法律事務所」の篠田恵里香弁護士が解説する。

「不倫による慰謝料の一般的な相場は高くても300万円ほど。今回は高額ですが、福原さんはAさんと堂々と連泊するなど不倫の内容が悪質なこと、発覚後も福原さんから真摯な対応や謝罪がなされず、逆にBさん夫婦を離婚に追い込んだことなどが理由に挙げられます」

福原は今夏、別れて暮らしていた長男をともない台湾から帰国したが、じつはこの2カ月ほど自宅の“3億円豪邸”で姿が見えない。訴えを起こされたのと同じ8月、長男が発熱し病院へ行く福原を本誌は目撃したが、それが最後となった。

「福原さんが長男と台湾を出国した際、元夫の江さんは『子供を無断で連れ去った』と怒り、地元警察を巻き込んだ大きなトラブルになりました」(前出・芸能記者)

福原は本誌の取材に「日本滞在は夏休みの間だけ」と答えていたが、いまだに長男が台湾に帰ったとは聞こえてこない。最近の報道では、福原が協力しないため必要な書類がそろわず、江が日本へ渡航できないとも伝えられている。

福原と江は、日本ではなじみのうすい「共同親権」という形で子供たちを養育している。離婚した後も子供については元夫婦で決めていくという制度だが、ここにも、訴訟の影響が及びそうだ。前出の篠田弁護士が言う。

「男女が2泊すれば、肉体関係があったと推認されます。裁判では福原さんの不貞を認める判決となる可能性が高いでしょう。その場合、福原さんは“夫と子供がいる状況で家庭を顧みず、ほかの男性に心酔していた”ということになり、養育者としての適性に疑問が生じてきます。江さんがこれを機に、長女も含めた面会交流の回数を減らす、あるいは認めない、といった主張をしてくることは十分に考えられます。

さらに、不貞の事実が子供に知られてしまった場合、共同親権の内容を根本的に変更するよう、江氏が裁判所に申し立てる可能性もあります」

事実上の“親権はく奪”もありえる重大な危機のなか、福原はどこへ向かったのか。不貞の代償は大きく、台湾でも日本でも、居場所がなくなりつつある。

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