ドラフト「複数球団」指名選手はプロで大成せずの怪ジンクス
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(今ドラフトの目玉・田中正義の中学校時代)


今年、かつて大学BIG3と騒がれた大場翔太(中日)と長谷部康平(楽天)が揃って戦力外に。新旧交代の著しいプロの世界では、大物ルーキーも生き残りに苦労する。



大場翔太は、2007年、オリックス、横浜、阪神、日ハム、巨人、ソフトバンクの6球団から指名された。入団したソフトバンクでは、85試合で15勝21敗。防御率は4.39だ。



また、長谷部康平は、同じく2007年、中日、広島、ロッテ、西武、楽天の5球団から指名され、楽天へ。110試合で11勝19敗3セーブ。防御率は5.37だった。ほかにも、



・高野光 (1983年)4球団指名 防御率 4.08


・近藤真市(1986年)5球団指名 防御率 3.90


・川口知哉(1997年)4球団指名 防御率 3.75


・佐藤由規(2007年)5球団指名 防御率 3.52


・斎藤佑樹(2010年)4球団指名 防御率 4.02


・大石達也(2010年)6球団指名 防御率 3.59



といった具合。


1965年に始まったドラフトで、4球団以上から1位指名された投手は16人。だが、それに見合った活躍をしたのはわずかなのだ。



元横浜DeNAスカウトの中塚政幸氏(71)が解説する。



「悩ましいのは、精神面まで見極められないこと。入っただけで浮かれてしまうような子は、将来絶対に伸びません。スカウト歴17年で言えることがひとつ。それは、監督さんに『この子の性格はどうですか?』と尋ねて、『いい子ですよ』と月並みなことしか言わないケースはダメ。ちょっと破天荒なほうが活躍する」