40歳を超えてから、スタートアップ企業である「令和トラベル」に転職。
第19回となる今回は、大木さんが新たな転機について語ります。(以下、大木さんの寄稿)。
家族でハワイにいくことになりました!
みなさんこんにちは。大木優紀です。この秋、私たち家族、そして私自身のキャリアにとっても、大きな転機を迎えることになりました。10月から、ハワイにある令和トラベルの子会社Aloha7へ出向し、家族全員でハワイへ移住します!このお話をいただいたのは、今年の春先のこと。テレビ朝日のアナウンサーとして長く働き、40歳を過ぎてスタートアップ企業・令和トラベルに転職。そして今回は、会社員としての新たな挑戦です。
何よりも今回の決断は、私が“一家の大黒柱”として家族を背負い、海外へ飛び出すという大きな一歩でした。ハワイと聞くと、青い空、心地よい風、輝くビーチ。そんな明るい景色を思い浮かべる方も多いと思います。私自身も、いつか住めたらいいなと思っていた場所でした。
けれど、いざ「自分が移住する」となったとき、胸の中に生まれたのは、憧れよりも迷いでした。仕事の面では、「日本人の海外旅行のふるさと」ともいえるハワイを盛り上げたいという思いがありました。
しかし、母として、妻としての私には「家族の現実」もあります。自分が作りたいキャリアだけを考えればいいのではなく、子どもの教育や、夫の仕事のこともあったので、頭の中で何度も問いが巡りました。
それでも、家族で何度も話し合いを重ねた結果「挑戦できる“今”を逃したくない」という思いが、私たちの背中を押してくれました。
そしてこの10月、家族揃って、ハワイへと出発します。
ここに至るまでには、3つの大きな壁がありました。今日は、その壁と向き合った日々について、お話ししたいと思います。
ひとつ目の壁:ビザ取得までの長い道のり
私たち一家を最初に悩ませたのが、「ビザ」でした。ハワイ、つまりアメリカは今、ビザの発給が非常に厳しくなっているのです。今回、私自身の就労ビザに加え、家族の帯同ビザ、そして夫の配偶者ビザも必要でした。夫も私の挑戦に合わせて、今の仕事を半分以下にして、リモートワークに切り替える働き方に変えてハワイに一緒にくることになっていたので、配偶者ビザが必要という状況でした。
専門の弁護士の先生に相談し進めたのですが、提出書類も複雑かつ大量でした。
それでも、ビザが「取れるのか、取れないのか」まったく見えない不確実な期間が続きました。そんなある日、突然、アメリカ大使館から面接のオファーが。面接まで進むとかなり申請が通る確率が上がると聞いていたので、「わ!リーチがかかった!」という感じで、アメリカ大使館に行きました。
大使館での面接はもちろん英語。好きで英語の勉強をしてはいましたが、日本の大学卒業レベルくらいの英語力だったので、それはもう緊張して。
面接官を前に、「自分がどういうスキルがあって、どんな価値を提供できるのか」「この仕事を通して、ハワイにどんな貢献ができるのか」というお話をしました。
私は、ハワイに日本や世界の観光客を呼び込み、現地の観光を活性化していきたい。その想いを、拙いながらもまっすぐに伝えたつもりです。
そして、面接の後、無事に「承認」の知らせが届いたとき、心の底からホッとしました。
2つ目の壁:子どもの教育
我が家には小学6年生の娘と、4年生の息子がいます。どちらも私立の小学校に通っていました。6年前、進路をいろいろ考えて、受験も経て、思い入れのある学校に入学しました。
しかし、学校の規定で、「6年生の2学期以降は一時休学ができない」というルールがありました。つまり、娘がハワイに行くということは、彼女が今の学校を「やめる」という決断をしなければならなかったのです。
6年間、いろんなことがあったんですが、彼女自身は学校で自分の居場所を見つけて、順調に学校生活を送っていたタイミング。だからこそ、この決断は本当に悩みました。
本人とも何度も話し合い、実際にハワイの学校を見学させてもらったりしながら、慎重に考えました。親としては、「行きたい?行きたくない?」と本人に選ばせることが、まだ小学生の娘にとって酷ではないかという葛藤もありました。
けれど、そんな私の心配をよそに、娘は意外とあっさりしていて。
きっと本人なりに、まだ実感が湧いていなかったのかもしれません。大人としては小学校の貴重な時期は2度と戻ってこないことも知っているのでどこで過ごすかがすごく大切だということがわかっている。
でもその飄々とした姿に、私は少し救われました。
先日、学校の最終日を迎え、最後のお別れ会でホームルームにお邪魔しました。娘はあえて重くならないように、笑顔で軽やかに挨拶をしていて。逆に私はというと、こみ上げる涙を抑えていたんですが。
そんな娘の姿に、少し寂しさを感じながらも、未来に進む力のようなものを確かに感じました。
息子は一旦休学をし、現地の学校に通うことに。子どもたちの教育的にも大きく転換します。仕事を減らして、ハワイに帯同することとなった夫も、家事や育児の比重を増やしてくれることとなり、今回のハワイへの移住で、教育の形も、家族の形も大きく変わることになりました。
3つ目の壁:住宅の確保
実は9月、私はひと足先にハワイへ渡り、家や子どもたちの学校など、生活の基盤を整えるための準備をしてきました。
何件も内見を重ねて、ようやく家を決めたのですが……これが想像以上に大変で。アメリカでは「クレジットスコア」と呼ばれる、ひとりひとりの信用情報のようなものが家を借りる際の重要な基準になります。
けれど、外国人の私はそのクレジットスコアを持っていません。さらに、ソーシャルセキュリティーナンバー(日本でいうマイナンバーのようなもの)もないため、最初はなかなか物件を見せてもらうことさえできませんでした。
ハワイは外国人にもフレンドリーな土地ではありますが、現実的な審査の壁はやはり高く……。最後は自分自身の売り込み勝負!といった形となりました。賃貸契約も仲介業者を通さず、オーナーと直接交渉するケースが多いため、ひとつひとつのプロセスに時間と労力がかかります。
銀行の入出金記録や、これまでの職歴や人物像をまとめたプロフィールファイルまで提出して、ようやく「この家に住める」と決まったときには、ほっと胸をなでおろしました。
とはいえ、まだ入っていないので、何ともいえないのですが、一応、住む家は確保できたことで、少しずつハワイでの暮らしのイメージを持てるような気がしています。
“一家の大黒柱”を引き継ぐ不安もあるけれど…
「ビザ」「子どもの教育」「住宅の確保」。この3つの壁をなんとか乗り越え、ようやく、家族でハワイに到着しました。
これまで夫が担ってくれていた“一家の大黒柱”という役割を、今回は私が引き継ぐ形になります。夫にもキャリアの一部を手放してもらい、私の決断に家族がついてきてくれる。そのことへの感謝とともに、「家族を背負う」という責任の重みを強く感じています。
年単位で海外に住むのは、私にとっても初めての経験。どんな日々が待っているのか、正直まだ想像もつきません。
そんな中、ある方からいただいた言葉が心に残っています。
「家族との生活を考えるうえで、いちばん大切にしているのは“自分がご機嫌でいること”なんです」
その言葉を聞いて、はっとしました。私自身も、まずは“自分がご機嫌であること”を大切にしていこう。母である私がご機嫌であることが、きっと家族も、仕事も、より良い方向に動いていくのではないかと感じたのです。
40代という、人生の中でも大切な時期。このかけがえのない時間を、家族とともにハワイで過ごしていきたいと思います。
まだ荷物の整理も終わらず、バタバタの毎日ではありますが、ハワイに無事着いたら、みなさんにも現地の魅力をたくさんお伝えしていきますね。
それでは最後に、ハワイの言葉で。「Mahalo(マハロ)!」この言葉を今回の締めくくりとさせてください。
<文/大木優紀>
【大木優紀】
1980年生まれ。2003年にテレビ朝日に入社し、アナウンサーとして報道情報、スポーツ、バラエティーと幅広く担当。21年末に退社し、令和トラベルに転職。旅行アプリ『NEWT(ニュート)』のPRに奮闘中。2児の母
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