不妊治療と、子どもの発達障害リスク…日本では知らされない大問題

 そもそも、日本には生殖医療について、法律もきちんと整備されていないし、曖昧なガイドラインしかなくて驚いたんですね。

 国もある程度現状は把握しているはずですが、今の状況は治療を受ける側ではなく、クリニック側を中心とした流れになっているのではないかという疑問があります。不妊治療は夫婦の人生を左右する大事な問題なのですから。リスクをきちんと説明した上で実施すべきではないかと思います。

 今回、本を監修してくださった黒田優佳子先生は臨床精子学を専攻する極めて珍しい産婦人科医師で、精子側の視点から顕微授精のリスクを危惧しています。黒田先生から見ても、「不妊治療に伴うリスクについての説明が不十分ではないのでしょうか」ということなのです。

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 ショッキングな不妊治療の実情…。でも、なぜ生殖補助医療で、生まれてくる子どもに先天異常があるリスクが高まるのでしょうか? 次回は、不妊治療現場の驚くべき実態を草薙さんに伺います。

※当該論文は「American Journal of Public Health」に掲載。

アメリカ疾病対策予防センターの統計(カリフォルニア州で1997~2007年に生まれた590万例の小児の調査)を元に分析されている。

 また、米医学誌『JAM』(2013年7月3日)に掲載された論文では、スウェーデンで出生した250万人を10年間追跡調査した結果、顕微授精は体外受精に比べて、自閉症や知的障害リスクが高まることが報告されている。

【草薙厚子さん】

ジャーナリスト、ノンフィクション作家。元法務省東京少年鑑別所法務教官。著書に『少年A矯正2500日全記録』『子どもが壊れる家』『本当は怖い不妊治療』などがある。

<TEXT/庄司ライカ、女子SPA!編集部>

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