過激すぎるベッドシーンに俳優が降板。仏の名匠に舞台裏を直撃|『2重螺旋の恋人』

フランソワ・オゾン監督(以下、オゾン監督):以前から私自身、双子の兄弟がいたらよいなと思っていて、“双子”というテーマに興味をもっていました。本作はジョイス・キャロル・オーツというアメリカ人の作家による短編を映画化したものですが、実は、この作家自身もジョイス・キャロル・オーツ、そしてロザムンド・スミスという2つのペンネームをもっているんです。2つのアイデンティティをもつ作家が“双子”というテーマを掘り下げた。これはもう絶対に映画化したいと思ったんです。

――双子というテーマを通して、ひとりの女性がもつ“2面性”を映し出しているのでしょうか?

オゾン監督:このミステリーは、クロエが自分自身の謎を問こうとするなかで、自分の無意識を探求し、自己発見をしていく物語です。映画を観る皆さんもクロエの無意識の世界に入り込んでほしい。

 クロエが働く美術館のアート作品は、すべて彼女の無意識を反映していて、この映画のために創ったオリジナルなんです。そもそも、双子そのものが、自然界における“芸術”だと私は思っています。同じ体をもつ人間が2人いるなんて、奇跡としか言いようがない。

 クロエが美術館でアートを見るとき、彼女は実は自分の内面と向き合っています。つまり、意識と無意識が対峙している。クロエが美術館で働くという設定は原作にはないんですが、意識と無意識の対峙を映像にしたかったんです。

◆問いかける映画監督でありたい

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