
「キミはふだんケチなくせに、なんでジャニーズには湯水のごとく金を遣うのか!?」
かつて私が交際していた男性にぶっ放された言葉です。なんつーか、大変心外。
「馬鹿ねぇ! ジャニーズに貢がざるをえないからふだん節制してるんじゃん!」
が、正解ですが、曖昧に笑ってにごしたのは若さゆえ、でしょうか。
◆ジャニーズにかけるお金は「自担の身代金」
この彼がイライラするように、ジャニヲタはジャニゴトとなるとヤケに金払いがよくなります。たとえさっきまでスカスカの財布を眺め、「どうやって暮らそう?」なんて泣いていたとしても、自担の新譜が発表されればスターン! と複数枚ポチッたりするのです。
なぜなのか? それは、ジャニヲタにとってジャニーズにかけるお金は「自担の身代金」だからです。
「こんなに買っちゃった私」に酔うのもアリでしょうが、ヲタというのは「金になるほど自担の寿命は伸び、延命のチャンスも増える」と本能で知っています。愛する人の身代金をねぎることはないように、ヲタはなんの迷いもなく身銭を切る。そもそも、日常とはレートが違うのです。
100均のしょぼいポーチを見て「何これ100円でもいらない!」とか言ってたくせに、同じものに「嵐」「Hey!Say!JUMP」などと書いてあれば「何これ尊い! 5個買う!」なんて言い出すのがジャニヲタというもの。そして、本当に買う。
トシちゃん(57歳)を追っかける60歳のおばさまは可愛いです。郷ひろみや西郷輝彦になるに従い車椅子も目に付くようになりますね。