
一方で2017年に逮捕されて以降は、主演映画が話題になったり、自身で脚本を執筆した映画が絶賛されたりと、その才能に再び注目が集まるようになっている。そんなシャイアが今回、苦難に満ちた子供時代について語り、小さいときの壮絶な体験が原因で、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を抱えるようになったと告白した。
ロサンゼルスの貧しい地区に生まれたシャイア。父は生活のために麻薬を売り、母は外で働き詰めだったという。そんなつらい環境から抜け出したいという一心で、シャイアは10歳のころよりコメディアンとしてステージに立つように。
次第に役者を目指すようになったというが、それは「自分でお金を稼いで、失ってしまった家族の絆を戻したかったから」と過去のインタビューで語っている。
そして、14歳の時にディズニーチャンネルのコメディドラマ『おとぼけスティーブンス一家』でルイ・スティーブンス役を演じてブレーク。その後も『トランスフォーマー』『インディ・ジョーンズ』といった人気シリーズに出演、巨匠スティーヴン・スピルバーグの秘蔵っ子として知られるようになった。
そんなシャイアは今回、ザ・ハリウッド・レポーターのポッドキャスト『アワーズ・チャッター』に出演。子供の頃は、お金があれば両親のけんかがおさまると考え、仕事はその手段であったとして「僕は異常な状態に置かれた普通の子供だったんだ」と当時の状況を振り返った。