がんは「手術に成功したら勝ち」じゃない。がん患者の長い“その後”

 コミックエッセイ『がんの記事を書いてきた私が乳がんに!? 育児があるのにがんもきた』(KADOKAWA)の原作者、藍原育子さんへのインタビュー。前回は心の内を誰にも話せず、追い込まれていった藍原さんの経験から、言葉にすることの大切さを聞きました。最終回となる今回は、がん患者の長い闘病後について。この「闘病後記」に込めた思いも語ってもらいました。

◆「がんに勝った」とは思えない

――摘出手術から約2年、精神腫瘍科を受診して気持ちも回復していきます。しかし、それでも、がんに対しては「引き分け」という表現をしていますね。

藍原:以前の私だったら、がんの手術は成功、再発もないとなったら、勝ちだと思ったかもしれません。著名人の中には「がんに勝った」と発信されている方もいらっしゃって、それを否定するつもりはありませんし、人それぞれだと思いますが……今の私はやっぱり、勝ったとは思えないですね。

――一般的には手術の成功=勝ち、なんでしょうね。

藍原:がんに負けちゃダメ、病気に勝って! 勝たなくちゃ! みたいな空気に追い込まれてしまう患者もいるんじゃないでしょうか。

 でも、がんの告知から手術って、イメージとしては、訳のわからないうちにプロレスや格闘技のリングに上げられ、なんだかわからないうちに戦いが始まって、ただただ必死で手足をぶん回しているうちに、「はい、終わり」って感じなんですね。

――何と戦っているかもわからない。

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2021年4月16日の女性コラム記事

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