いつの時代も、「食ブーム」というものがあります。“注目のあの食べ物”を求める人々の行列、予約殺到、完売……。しかしながらそのほとんどが、数年たつと“過去の食べ物”になってしまいますよね。このムーブメントに乗っかって楽しむことは大賛成なのですが、直近の約30年を振り返ってみると、数あるトレンドフードの中でもずっと色あせない存在に気がつきました。それは、「サバ缶」です。
とあるテレビ番組で取り上げられたことにより、2013年頃から注目されはじめたと言われています。
単なるブームに終わらない、ずっと愛される理由はいったい何なのでしょうか?今日は「サバ缶の圧倒的な魅力」について、ご紹介します。
◆1. もっとも身近な魚の総菜である
コンビニでサバ缶をチェックしてみましょう。おそらくどのコンビニでも、リーズナブルなPB商品が存在感を放ちながら、複数種類並んでいるのではないでしょうか。中でもセブンイレブンにおいては国産とノルウェー産があり、減塩タイプも登場しています。
コンビニで購入できることが必ずしも身近であるという認定にはなりませんが、ツナ缶や鮭フレークよりも、魚おかず単独として見たときの“総菜度”は高いと言えそうです。
◆2. 日本はサバ大国。生サバよりもDHA、EPAが豊富
実は日本のサバ漁獲高は、中国に次いで世界2位(2020年FAOデータより)。恵まれた水産資源の一つであり、サバ加工の環境・ノウハウが充実しています。