春の叙勲、台湾から一挙3人 「台湾の声援、忘れない」

春の叙勲、台湾から一挙3人 「台湾の声援、忘れない」
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(台北 29日 中央社)日本政府による2013年春の叙勲受章者が29日発表され、外国人受章者40人のうち台湾からはアメリカに次いで2番目に多い3人が受章した。台湾の受章者は昨年から急増、推薦を担当する交流協会台北事務所(日本大使館に相当)は、「一昨年の東日本大震災で台湾から寄せられた温かい支援を日本は決して忘れない」と話し、台湾への恩返しのひとつだと3人の受章を歓迎している。

台日文化経済協会で2004年まで会長をつとめた許敏恵氏(89)、台日民間経済会合の東亜経済人会議で2011年まで台湾側ナンバー2をつとめた鄭世松氏(82)が3等の旭日中綬章に、また台湾高座台日交流協会理事長の李雪峰氏(86)が旭日小綬章に決まった。

戦後から60年以上続く台日文化経済協会は、文化を通じた台日間の人的交流を促進してきた。日本の茶道を台湾に広める活動にも尽力し、許敏恵氏が会長に就任した1995年には協会のサポートで茶道裏千家台北同好会が成立、現在、高校生から90代のお年寄りまでが茶をたしなんでいる。

台湾高座台日交流協会は、日本統治時代に神奈川の高座海軍工場で働いた台湾の元少年工らの同窓組織。少年工のリーダーだった李雪峰氏は、戦後台湾に戻ってからも当時の仲間達をまとめ続け、1988年には協会の前身組織を設立、台日の草の根交流に力を注いできた。今年は少年工が高座に派遣されてから70年目にあたり、5月には神奈川県座間市で記念大会が開催される。

台湾からの受章は台日断交でストップ、2005年に復活した。昨年春には、「震災支援への感謝を目に見える形で伝えたい」(交流協会台北事務所)と推薦を強化し初めて一度に4人が受章、うち2人は断交後最高位の旭日重光章(2等)で、秋の叙勲でも4人が選ばれた。年間8人は断交前にもなかった快挙。

【写真】旭日中綬章(左)、旭日小綬章(右)内閣府ホームページより (取材:高野華恵)
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