
パイナップル畑の観光農園化に成功したのは屏東県の農家、呉堅銘さん(=写真右)。呉さんの父親はかつて日本に向けて輸出されるパイナップルを20年余り生産し続けた農家で、10数年前からパイナップルの有機栽培を行うようになり、現在は呉さんも家業を手伝っている。
あまりの忙しさで同じく修士号を持つ呉さんの妻、謝美蓮さん(左)も公務員を辞めて観光農園の経営に従事。現在は美しい風景を楽しみながらお茶を飲んだり、ドライパイナップルやパイナップル酵素、アイスキャンディなどさまざまな加工品を堪能できる屏東初のパイナップル観光農園として成長し、行楽客にとっても格好の憩いの場に変貌した。
また、見物客に楽しんでもらえるよう、農園のほかに花畑も設営。呉さん夫婦は、来園者にパイナップルへの理解を深めてもらおうと、パイナップルに関する全ての商品をそろえたいと意気込んでいる。
(郭シセン/編集:荘麗玲)