
このイベントは、慰安婦問題にも取り組んでいる台湾の女性支援団体、「婦女救援基金会」が主催したもので、出席した米ニューヨーク大学の教授やオランダ人の“性治療士”、台湾の衛生福利部(衛生省)の幹部職員が、アダルト動画が恋人同士にもたらす影響や大学での性教育の現状、AV中毒の原因などについて意見交換を行った。
この中でニューヨーク大教授の孫晴峰さんは、アメリカの大学生約2000人を対象としたアンケート調査を発表し、「アダルト動画を見れば見るほど、サディズムやマゾヒズムなどの性的嗜好を持つ可能性が高い」と指摘。しかし一部参加者からは「台湾の人々が観るのは日本のAVがほとんどだから、もっと関連の研究をしろ」との意見も出た。
婦女救援基金会が2012年に実施した調査によると、台湾では9割以上の人が未成年の時からAV鑑賞していたと認め、79%は毎週、22%は毎日観ていると回答したという。
(編集:羅友辰)