
いすみ鉄道の鳥塚亮社長らは今年3月に台湾を訪問したほか、台鉄の周永暉局長も8月に日本を訪れており、相互の交流を深めていた。周局長はどちらかの乗車半券を提示すれば、もう一方の鉄道にも乗車が可能になるサービスを導入するという。
また、27日に集集線を視察した鳥塚社長は、平日の日中にも多くの観光客が訪れていることに着目し、今回の姉妹鉄道締結で「(集集線に)勉強させていただく必要がある」と自身のブログで語っている。
集集線は彰化県二水と南投県車テイを結ぶ全長29.7キロメートルの路線で、いすみ鉄道のいすみ線は千葉県の大原-上総中野間26.8キロメートルをつなぐ。台鉄では姉妹関係締結を記念して記念一日切符を台北駅と二水駅で限定販売している。(テイ=土へんに呈)
台鉄ではこれまでにもJR北海道やJR四国、由利高原鉄道などと姉妹関係を結んでいる。関係者によると、来年2月には東急電鉄との姉妹関係締結を予定しているという。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)