「台湾を国家承認しよう」 英国で署名1万人突破 英政府が回答へ

「台湾を国家承認しよう」  英国で署名1万人突破  英政府が回答へ
(ロンドン 21日 中央社)イギリスで、政府に台湾を一つの国家として承認するよう求める署名活動が広がっている。集まった署名は現地時間20日午後までに1万人を突破。英政府は同日内に回答手続きを開始。回答までには数週間かかるとみられている。

「台湾を国家として承認しよう」との標題が付けられた署名活動は18日、英議会の請願サイトで開始された。発起人はリー・チャップマンさん。本文では、「『一つの中国』政策により、英政府は中華民国政府を承認しておらず、両国間の外交関係は全て非公式な土台の上で行われている」と言及。さらに、米国や英国など多くの国が台湾を国家と認めないのは、中国大陸を不愉快にさせたくないためだと批判し、台湾は国家だと強調した。

イギリスでは、署名が1万人集まった際、政府がなんらかの回答をするよう定められている。10万人以上の場合は議会での審議が検討される。台湾時間21日午後5時現在、署名数は1万4534人に達した。

政治専門家は、総統選直後の現在、両岸(台湾と中国大陸)の関係は重要な時期を迎えているとし、同活動が関係にリスクをもたらす可能性を指摘。さらに、これまで英政府が融通性のある態度で台湾と外交を行ってきたことに触れ、政府への態度表明要求によって元々存在していたあいまいさがなくなり、逆効果になりかねないとの見解も示した。

英政府は当初は中華民国を中国で唯一の合法政府としていたが、1950年に中華人民共和国を承認。中華民国との国交を断絶させた。中華民国は対英国窓口機関として1963年に「自由中国センター」を設置。1992年には名称を「駐英国台北代表処」に変更した。

駐英代表処の劉志攻代表は、署名活動は英国の内政事項だとし、中華民国政府は介入もコメントもしないと中央社に対して語った。

(黄貞貞/編集:名切千絵)

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