(台北 15日 中央社)世論調査会社の台湾指標民調が今月10~11日に行った調査で、「台湾と中国大陸はどちらも中華民国の領土だ」とする考え方について60%の台湾の人が「受け入れられない」と回答していたことが分かった。「台湾と中国大陸はどちらも中華人民共和国の領土だ」とする考え方も、81.6%が「受け入れられない」とした。
台湾と中国大陸は1992年に「1つの中国」を前提とした対話の基礎「92年コンセンサス(九二共識)」を確認しているが、台湾の市民はその多くが受け入れていない実態が明らかになった。
また、5月から政権を担う蔡英文次期総統は「中国大陸からの圧力がある中で92年コンセンサスを受け入れるべきか」とする質問には33.4%が「受け入れるべき」、37.6%が「受け入れるべきではない」と答えた。
一方、国内の景気については83.7%が「悪い」と答えた。2月1日に就任した張善政行政院長(首相)の満足度は49.8%で、2008年からの馬英九政権下で任命された行政院長では歴代トップとなったほか、馬総統の就任以降の満足度も超えた。
調査は台湾に住む20歳以上を対象に実施。1000人から回答を得た。
(編集:齊藤啓介)
台湾と中国大陸は1992年に「1つの中国」を前提とした対話の基礎「92年コンセンサス(九二共識)」を確認しているが、台湾の市民はその多くが受け入れていない実態が明らかになった。
また、5月から政権を担う蔡英文次期総統は「中国大陸からの圧力がある中で92年コンセンサスを受け入れるべきか」とする質問には33.4%が「受け入れるべき」、37.6%が「受け入れるべきではない」と答えた。
一方、国内の景気については83.7%が「悪い」と答えた。2月1日に就任した張善政行政院長(首相)の満足度は49.8%で、2008年からの馬英九政権下で任命された行政院長では歴代トップとなったほか、馬総統の就任以降の満足度も超えた。
調査は台湾に住む20歳以上を対象に実施。1000人から回答を得た。
(編集:齊藤啓介)