
交通部(交通省)高速鉄路工程局によると、南港駅には3つのホームがあり、6本の列車が停車可能。ホームが2つしかなく、4本の列車しか停車できない台北駅に比べ、柔軟な運用が可能となる。
高鉄では、南港駅の利用者数を一日約2万6500人と予測。台北地区の利用者の80%が集中する台北駅の混雑が25%程度緩和すると見込んでいる。また、台北市東部、基隆、宜蘭方面からの利便性が向上するとしている。
南港駅開業に合わせて同社では同日にダイヤ改正を実施。始発の時刻が午前6時30分から15分繰り上げられるほか、停車駅の少ない「直達車」を増発する。南港―左営間は最速105分で結ばれ、台北―左営間は現行より1分短縮の最速95分で駆け抜けるようになる。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)