737マックスはすでに3200機以上の受注があり、2017年上半期に初号機が納入される見通し。同社は同機に取り付けられるCFMインターナショナル社のエンジン関連部品の製造にも携わっている。
廖会長は、昇降舵パーツに使われる複合材製造分野で大きな前進になるとし、富士重との協力を深めた上で、台湾の航空宇宙産業の国際競争力向上に寄与したいと語った。
また、12日から東京で開催されている2016年国際航空宇宙展には漢翔のほか、国家中山科学研究院などが台湾パビリオンの中で出展。廖会長は台湾航空宇宙公会の理事長を務めており、日台交流を促進し、台湾企業の日本市場開拓の後押しをしたいと意気込んでいる。
(韋枢/編集:齊藤啓介)