(雲林 17日 中央社)徒歩での台湾1周に挑戦している日本人男性がこのほど、中部・雲林県で、派出所の警察官から親切を受け、感激する出来事があった。男性は警察の思いやりを称賛していたという。


雲林県警察局斗南分局によると、男性は9月末に台湾に到着し、台北を起点に台湾1周を開始。予算が限られていたため、持参のテントで夜を過ごすようにしていたという。

同県古坑郷の永光派出所の簡良光所長は、男性が近くを走る省道付近の空き地に野宿しようとしているのを知ると、現在はヘビが出没する季節のため危険だと考え、派出所そばの比較的安全な空き地を男性に提供。さらに、浴室も男性に使わせた。

男性は警察からの思いやりに喜び、これまでの旅路で台湾の人々の温もりあふれる優しさを感じていたことを語ったという。

(江俊亮/編集:名切千絵)