
車両を製造したのは日立レールイタリア(旧アンサルドブレーダ)。同局の張沢雄局長率いるチームは今年9月にイタリアに出向き、組み立てを終えた車両の検査やテストを実施。車両は10月8日にイタリアを出発し、船便で台湾まで運ばれた。
環状線は現在、新北市の新店―中和―板橋―新荘を貫く先行区間(全長15.4キロ)の工事が進んでいる。完成は2018年12月を予定。開通すれば、台北メトロ松山新店線、中和新蘆線、万大線、板南線、桃園メトロ空港線、ライトレール(LRT)安坑線との乗り換えが可能になり、台北都市圏に大きな経済効果がもたらされると期待されている。
(劉建邦/編集:名切千絵)