(桃園 5日 中央社)日本の芸術家や研究者はこのほど、桃園市政府文化局の招きで訪台し、木工や漆芸の現況や今後について台湾の専門家と意見を交わした。

桃園市政府文化局と大渓木芸生態博物館は5月31日と1日、「木器の郷」である同市大渓の木工芸産業のさらなる発展を図るため、日台の交流フォーラムを開催した。
同フォーラムでは「家業の伝承」と「革新の永続」が主軸に据えられた。

江戸蒔絵赤塚派十代目の三田村有純さんと息子の雨龍さんが招待を受けて参加。2人は伝統技術を習得する過程や家業の伝承などについての講演を行い、台湾で人間国宝に認定されている木彫り職人、施鎮洋さんらと意見交換を行った。

日台の研究者によるディスカッションには、地元の職人も参加し、学術的知見や実際の経験、意見交流などを通じ、地元の木工芸産業の発展に関する見識を深め合った。

(魯鋼駿/編集:楊千慧)