台湾の小中学生、約3割が「心の健康」に問題あり=初の全国調査

台湾の小中学生、約3割が「心の健康」に問題あり=初の全国調査
高淑芬教授提供
(台北 17日 中央社)衛生福利部(衛生省)が台湾全土の小学生と中学1年生を対象に実施した精神障害に関する調査で、専門家による診断と協力が必要な精神状態である児童・生徒は約3割に上ることが明らかになった。全国規模の調査は初めて。

調査は19県市の学校69校を対象とし、1万122人の児童・生徒が研究条件に合致。そのうち、4816人が保護者と本人の同意の下、臨床診断の対面聞き取りを受けた。内訳は小学3年生1352人、5年生1297人、中学1年生2167人。

調査結果によれば、直近6カ月の精神疾患有病率は28.7%。障害別では、注意欠如・多動性障害が最も多く、特定の恐怖症が続いた。悪夢障害や不安障害、反抗挑戦性障害、自閉症などの有病率も軽視できない状況となっている。

衛生福利部のシン立中・心理及び口腔健康司長は、最も心配なのは自殺願望を抱く割合の高さだと話す。研究によると、直近6カ月に自殺を考えたことのある児童・生徒は3.1%で、自殺行為をした人は0.3%。10万人当たりに換算すると、3100人が自殺願望を持ち、300人が自殺行為をした計算になる。(ジン=ごんべんに甚)

調査は台湾大医学部精神科の高淑芬教授に委託して実施された。高教授は結果について、欧米の調査結果と似ていると分析。青少年の心の健康について全面的に理解するため、今後は12歳から18歳までを対象とした調査が必要だと述べた。

(陳偉テイ/編集:名切千絵)

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