
井上CEOによれば、2012年の台湾路線就航以来、搭乗者数は5年で10倍に増加。台湾人搭乗客のうち、6 割を20~30代の若者が占めるという。
台北(桃園)―札幌(新千歳)線は24日から週3往復、台北(桃園)―仙台線は25日から週4往復で運航する。現在、札幌線にはチャイナエアライン(中華航空)など3社が、仙台線にはエバー(長栄)航空ら2 社が就航。井上CEOは、ピーチは「価格の安さが魅力」と強みを説明する。新路線就航により、台湾の観光客が日本を旅行する際のプランはより多様化されるだろうと語った。
日本政府観光局(JNTO)によると、昨年日本を訪れた台湾人客は約417万人に上った。だが、訪台日本人客は約190万人(交通部観光局統計)と大きな開きがあり、台湾側は日本人客の誘致拡大を進めている。井上CEOは「ピーチがアジアの空の架け橋になり、日台間の新路線を拡大していけば、訪台日本人客はますます増えていくに違いない」と意欲を見せた。
(楊明珠)