移行期の正義を積極的に推進する蔡英文政権。昨年12月には「移行期の正義促進条例」を立法院(国会)で成立させた。同委員会は同条例の所管機関として行政院の下に独立して設置され、政治資料の公開や権威主義体制の象徴の排除、過去の司法の是正、国民党が取得した不当資産の処理などを進める。
今回発表されたのは、委員全9人のうち6人。残る3人は追って発表される。委員は頼清徳行政院長(首相)に指名された後、立法院の同意を経て任命される。
主任委員に指名された黄氏は1944年生まれ、東部・宜蘭出身。民進党の国民大会代表、立法委員(国会議員)、監察委員などを歴任した。
(侯姿瑩/編集:名切千絵)