トランスジェンダーの選手が台湾インカレに初出場

トランスジェンダーの選手が台湾インカレに初出場
台湾の「全国大専校院運動会」の表彰台
(桃園 3日 中央社)男性から女性に性転換した学生が、北部・桃園市で開かれた大学対抗競技大会「全国大専校院運動会」(4月28日~5月2日)陸上競技の女子部門で試合に臨んだ。トランスジェンダーの選手の同大会出場は初めて。

高校時代までに女性として生きようと決めていたと告白する小欣さん(仮名)。昨年行われた校内運動会で見せた見事な走りっぷりがコーチの目に留まり、それから本格的な訓練を受け始めた遅咲きだ。

チームメートは、コーチから事情を聞いた上で、小欣さんを受け入れている。「当初は警戒心があった部員も、時間が経つにつれて打ち解けた」と話す女性コーチは、「今ではなんの問題もない」と太鼓判を押す。もう一人の男性コーチも、「身分証に書いてある性別を認めればよい」として、小欣さんを尊重し、信頼する姿勢を見せる。

それでも、大会出場を巡ってはひと悶着があった。大会前のコーチ会議で、男性の身体構造で女子と争うのは不公平だと主張する声が上がったのだ。だが、賛成派が多数だったことや、台湾にはトランスジェンダーの選手の参加資格を定めた規則がないことなどから、最終的に出場が認められたという。

中華民国陸上協会国際組の鄭世忠組長は、現時点では台湾のスポーツ選手が試合に出る権利を剥奪するいかなる法的根拠もないとする見解を示した。今後については、国内の女子選手から抗議が殺到したら、関連規則を作成する必要性について話し合うとしている。

(龍柏安、李晉緯/編集:塚越西穂)

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