
同市政府はこれまで、スポーツで市をもり立てようと、大型スポーツイベント開催を目標に、スポーツ局の設置や競技場の建設・改築などのプロジェクトを進めてきた。林市長は、「このテニスセンターを見るとつらい」と心境を吐露した。
また、スポーツは台湾が世界と平等に競い合える数少ない項目の一つであるとした上で、今回の大会中止は、国際社会への参加を目指す台湾を全面的に圧迫するものだと口調を強めた。
同センターは同市が3億2000万台湾元(約11億6200万円)を投じて建設したもので、管理センターやハードコートなどを含む第1期工事が4月に竣工しており、完成検査の段階に入っている。第2期工事はアスリートの訓練を支えるスポーツ科学センターなどが造られる予定で、外的要因によって建設計画が頓挫することはないという。
東アジアユースゲームズへの参加を予定していた国・地域は、台湾、日本、韓国、香港、北朝鮮、モンゴル、マカオ、グアム、中国。
(趙麗妍/編集:塚越西穂)
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