直木賞作家の推理小説をドラマ化 戦後初期の台湾社会をユーモラスに描く

直木賞作家の推理小説をドラマ化  戦後初期の台湾社会をユーモラスに描く
「怒りの菩薩」のメインキャストの一人、ウー・カンレン(左)=公共テレビ提供
(台北 27日 中央社)直木賞作家の故陳舜臣さんの推理小説「怒りの菩薩」を原作にしたミニドラマ「憤怒的菩薩」が公共テレビ(公視)で今月放送された。戦後初期の台湾社会をユーモラスに描き、台湾の歴史を新たな角度から観客に伝えた。

同作は戦後の1946年、日本から台湾に戻ってきた楊輝銘とその友人の中国人留学生、陶展文が、引き揚げを待っていた日本人軍官の殺害事件に遭遇し、陶が事件の捜査に乗り出すという物語。台湾の複雑なナショナルアイデンティティの問題を描き出した。

原作者の陳さんは1924年、兵庫県生まれ。終戦に伴い日本国籍を喪失し、後に台湾に戻った。「怒りの菩薩」は1962年出版。1968年に「青玉獅子香炉」で第60回直木賞を受賞した。

ドラマでメガホンをとったのは、シュー・ジャオレン(許肇仁)監督。許監督は中央社のインタビューに対し、同作を通じて戦後の台湾に対するステレオタイプを覆したかったと語る。戦後は悲しみに包まれていた印象があるものの、「当時の人々は自分が悲しいか考えていたわけではなく、自分のやり方で日常生活を送っていただけ」と指摘する。同作について、遠巻きに見れば喜劇、近くで見れば悲劇と形容した。

キャストはウー・カンレン(呉慷仁)、ウー・チエンホー(巫建和)など。1話60分、全4話で制作され、今月18~25日に放送された。

同作は公視の映像配信サイト「公視+」でも公開されている。

(江佩凌/編集:名切千絵)

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