(台北 26日 中央社)中央気象局によると、台風24号は26日午前2時ごろ、強烈台風から中度台風(いずれも台湾基準)に弱まった。26日午前8時現在、台湾本島最南端の鵝鑾鼻(ガランピ)東約870キロの海上にあって、時速約8キロで北北東に進んでいる。
中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は55メートル。今後台湾と沖縄の間を通過し、台湾に最接近する28~29日にかけて、広い範囲で雨が降ると予測される。

26日は北東からの季節風の影響を受け、台北市、新北市、桃園市を中心に北部や北東部で雨が降りやすく、大雨になる所もある見込み。東部の花蓮県、台東県は所によって雨、中部、南部はおおむね晴れ時々曇りで、南部や中部、東部の山地では午後から雨となる確率が高いとみられる。台湾本島の日中の予想最高気温は北部が27~29度、その他の地域は31~33度となっている。

(陳葦庭/編集:塚越西穂)