日本時代の神社、新竹市が修復に意欲 かつて密航者を収容/台湾

日本時代の神社、新竹市が修復に意欲  かつて密航者を収容/台湾
旧新竹神社の建物
(新竹 25日 中央社)長年にわたって中国からの密航者を収容した北部・新竹市の収容所が24日に閉所した。収容所の前身は日本統治時代に建立された新竹神社で、敷地内には社務所や絵馬殿、神楽殿などの建物が残る。林智堅市長は、過去の印象から市民にとって近づきがたい空間になっているとした上で、今後は同地を公園として整備し、一般開放する考えを示した。

収容所の正式名称は「内政部(内務省)移民署中区事務大隊新竹収容所」。同部によると、1987年の戒厳令解除を機に中国からの密航者が急増したことを受け、神社の社務所を利用した管理施設「大陸地区人民処理中心」が成立。1991~2007年にかけて、約1万人を送還したという。その後、組織変更や改名などを経て、2015年に現在の名称となった。両岸(台湾と中国)関係の変遷に伴って密航者が激減し、近年は主にインドネシアやベトナムなど、東南アジアの不法滞在者などを収容していた。閉所後は南部・高雄市に来月開設される高雄収容所に業務が引き継がれる。

新竹市政府文化局によると、現在残る新竹神社は、1918(大正7)年に落成した一代目ではなく、1940(昭和15)年に再建されたヒノキ造りの二代目。社務所は台湾に現存するものの中では最大の規模を誇り、当時、新竹が政治的にも重要な位置を占めていたことがうかがえるという。2001年に同市の古跡に登録された。修復への意欲を示す同市は、建物は国有財産、土地の大部分は新竹県政府の所有であることを説明した上で、財政部(財務省)国有財産署や新竹県を交えた3者で文化財保存に向けた協議を進めていきたいとしている。

(魯鋼駿、管瑞平/編集:塚越西穂)

あわせて読みたい

フォーカス台湾の記事をもっと見る 2018年10月25日の国際総合記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

国際総合ニュースアクセスランキング

国際総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

海外の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

世界の経済情報、政治、外交、宗教や事件など世界中の情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら