死んだ豚、豚コレラ陽性 金門から台湾本島への豚肉輸送停止へ

死んだ豚、豚コレラ陽性 金門から台湾本島への豚肉輸送停止へ
死んだ豚の漂流経路(推定)を示す地図。☆は死骸の発見地、緑色の線で囲まれるエリアは、中国からの漂着ごみがよく見つかる地域=農業委員会提供
(台北 3日 中央社)行政院(内閣)農業委員会は3日、離島・金門で見つかった豚1頭の死骸から家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」(ASF)の陽性反応が出たと明らかにした。台湾本島の豚肉の安全を確保するため、金門から台湾本島への豚肉の輸送を4日から14日間禁止すると発表した。

感染が確認された豚は先月31日、金門島東部の砂浜で発見された。死後3日以上経過していたと推定される。発見場所は対岸の中国から最短で10キロ余り。中国では豚コレラが猛威を振るっており、農業委員会は感染の有無を検査していた。

同委動植物防疫検疫局は県の防疫所に県内の養豚場への立ち入り検査を要請。対象は68カ所、計1万1000頭に上る。県が2日に発見現場付近の養豚場1カ所の豚190頭を検査したところ、異常は見られなかったという。

同委員会は、この豚の死骸について、風向きや海流、検出されたウイルスの遺伝子断片から総合的に判断した結果、中国から漂着したものだとの見方を示した。

台湾本島では豚コレラの感染例が確認されていない。政府は空港や港での防疫対策や豚肉製品持ち込みに関する啓発活動などを強化し、ウイルス侵入防止に力を注いでいる。

(楊淑閔、呉欣紜/編集:名切千絵)

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