台湾、デジタル化身分証を導入へ 来年10月にも

(台北 17日 中央社)台湾では来年10月からデジタル技術を駆使した電子的な身分証明書、デジタルIDカード(数位身分識別証、New eID)が全面的に導入される見通しとなった。国家発展委員会の陳美伶主任委員が15日、台湾の将来について講演した際に明らかにした。現在、身分証とは別々になっている健康保険カードや運転免許証にも対応し、1枚のカードに統一されるという。

陳氏は、行政のスマート化は世界の潮流で、多くの国がデジタル化した国民IDカードを採用する中、台湾が未だに紙カード式の身分証を使用していると指摘。偽造されやすい上、情報通信技術(ICT)産業において国際的に重要な地位を占める台湾は前進しなければならないと、導入の必要性を強調した。

また、導入後は個人データを政府に1回提供すれば、バックボーンネットワークを介して政府各機関のデータバンクとつながるため、自宅で24時間いつでも各種の行政手続きができるようになるとも説明。個人情報漏えいなどの懸念に対しては、新たな身分証は識別機能を持つ鍵のようなもので、データ自体はクラウドに保存されるとし、安全性をアピールした。

行政サービスのデジタル化を目指す台湾は、1996年から「電子化政府」を進めている。昨年末、電子化政府より進んだ「スマート政府」計画を同委員会が提案し、デジタルIDカードの導入もその一環となっている。

(潘姿羽/編集:荘麗玲)

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