
蔡総統は投稿で、学生が立法院を占拠した2014年3月18日の夜、議事堂前の階段で学生らと多くの話をしたことを振り返り、当時の学生たちは台湾経済の過度な中国への傾倒や主権が損なわれること、台湾の民主主義の行く末に憂慮を示していたと紹介。この5年で起こった変化として台湾経済の成長を紹介した上で、中国が台湾をのみ込もうとする企ては変わっていないとし、「変化していないどころか、力は強まっている。台湾との『一国二制度』の方針を全く隠しもせず表に出している」と非難した。
続けて、蔡政権誕生以降、当時学生運動に参加した若者との間で意見の相違が生じている時期もあるとしながらも、「(蔡総統が)民主主義、主権を守り、一歩も後ずさりしない総統」であると多くの人が考えており、自身もそうである自信があるとつづった。
最後に、来年の総統選の民進党公認候補を選ぶ予備選に今週中に立候補を届け出ると表明し、支持を訴えた。
(編集:名切千絵)