台湾の芸術家、日本のアートアワードで審査員特別賞受賞

(台北 20日 中央社)南部・高雄市出身の芸術家、柯毓珊さんが、若手アーティストを発掘する「ノニオアートウェーブアワード2019」で、審査員特別賞の岩渕貞哉賞を受賞した。柯さんは受賞に「私のアートと信念を作品に注いでいきたい」と今後のさらなる飛躍に意欲を示した。

同アワードは、日用品大手ライオンの口腔ケアブランド「ノニオ」が展開するアートプロジェクトの一環として初開催された。「心の通うコミュニケーション」をテーマに作品を募集し、1632点の応募が寄せられた。

柯さんの受賞作タイトルは「未来都市―色彩球」。柯さんによると、色彩のデータベースのような機械都市を作りたいと思い、同作を制作したという。作品中の5つの巨大タンクに保存されているのは、地球の歴史や生き物の記憶、感情から生まれた様々な色。柯さんは、見る人が色彩の想像を膨らませ、それぞれの色を見つけてほしいと作品に込めた思いを説明した。

柯さんは1986年生まれの32歳。台北芸術大美術学科修士課程在学中に日本への交換留学を経験した後、東京芸術大大学院美術研究科博士課程に進み、2017年に卒業。2014年に東京芸大と文化部(文化省)が共同で開催した日台若手アーティストの交流展にも作品を出品した。現在も東京在住で、通訳の仕事をしながら創作活動を続けている。

(編集:名切千絵)
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