(新竹 28日 中央社)米調査会社「ICインサイツ」が26日に発表した、工場を持たずに設計や開発のみを行うファブレス企業の半導体売上高地域別シェアを調べた最新の報告で、台湾は16%を占め、世界2位だった。

報告は、ファブレス企業の昨年の半導体売上高を本社所在地別にまとめたもので、1位は68%の米国。
2010年の調査結果と比べると、米国、台湾は共に1ポイント減となったものの、順位は変わらなかった。一方、中国は2010年と同じ3位だった半面、シェアを5%から13%へと大きく伸ばした。4位は欧州(2%)、日本は5位(1%)。

同調査によると、世界のファブレス企業の昨年1年間の半導体売上高総額は1094億米ドル(約12兆500億円)に上り、前年比8%増となった。

(張建中/編集:塚越西穂)