(屏東 21日 中央社)南部・屏東県で20日、同県東港の初マグロの競りが行われ、約206キロの初マグロが181万2800台湾元(約658万2800円)で落札された。1キロ単価は8800元(約3万2000円)で、過去最高となった。


毎年4月、マグロ漁の季節になると、その年で最初に水揚げされる「初マグロ」の獲得を目指して漁師たちがしのぎを削る。初マグロとして認定されるには、体重180キロ以上で、生きたまま漁獲されるなどの条件が必要。

台湾全土での初マグロは東港と並ぶ台湾有数の漁港、東部・宜蘭県蘇澳の南方澳で14日に水揚げされ、東港が先を越されたものの、値段と1キロ単価は蘇澳を上回った。蘇澳の初マグロは210キロで、147万元(約533万8000円)で落札され、1キロ単価は7000元(約2万5400円)だった。

(郭シセン/編集:楊千慧)