(台北 16日 中央社)台湾が初めて自主建造したコルベット艦「沱江」の量産が開始されるのを前に、海軍の敖以智参謀長は16日、立法院(国会)外交および国防委員会で、沱江は「空母キラー」としての役割を問題なく果たせるとの見方を示した。中国への抑止力となることが期待される。


敖参謀長は、中国の空母「遼寧」の速度が約30ノット(時速約56キロ)だと説明した上で、沱江は武器を装備した状態で30ノット以上出せると自信を示した。

沱江は全長60メートル、全幅14メートル、排水量500トンの双胴船で、最高速力は38ノット(同約70キロ)。対艦ミサイル雄風2、雄風3の搭載や魚雷の装備が可能とされ、速いスピードで中国の空母に近づき攻撃できる。海軍が現在保有しているのは初号艦の1隻のみで、2025年に3隻完成する見通し。

(陳俊華/編集:楊千慧)