台湾の輸出額、7カ月連続でマイナス 第4四半期まで現状維持の見通し

台湾の輸出額、7カ月連続でマイナス  第4四半期まで現状維持の見通し
5月の台湾の輸出額は277億2000万米ドルで、7カ月連続でマイナスとなった=資料写真
(台北 11日 中央社)財政部(財務省)統計処が10日に発表した5月の輸出額は、277億2000万米ドル(約3兆110億円)で、昨年11月から7カ月連続でマイナスとなった。前年同月比は4.8%減。同処は要因として、米中貿易摩擦の激化を受け市場で様子見姿勢が強まっていることや、原材料農産物価格の低迷などを挙げている。6月も同2~4.5%減と予測されており、プラスに転向するのは第4四半期になる見通し。

主要輸出品では、卑金属、化学品がいずれも2割前後落ち込んだほか、プラスチック製品や機械も振るわなかった。一方で、情報通信商品は中国で事業を展開していた台湾企業のUターンなども手伝って前年同月比22.9%増と好調だった。

1~5月の輸出額累計は1298億8000万ドル(14兆1000億円、前年同期比4.2%減)。同処は今後の展望について、米中貿易摩擦の激化で世界経済の先行きが不透明性を増していることを指摘。今年の輸出成長率を当初の0.1%増から1.2%減に下方修正し、第3四半期は現状維持にとどまるとの見方を示している。

(呉佳蓉/編集:塚越西穂)

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