日本統治時代の別荘、日台の職人が共同で修復 成果を紹介/台湾・高雄

日本統治時代の別荘、日台の職人が共同で修復 成果を紹介/台湾・高雄
逍遥園の見学イベントに参加する市民ら=高雄市文化局提供
(高雄 21日 中央社)日本統治時代に南部・高雄に建設された別荘「逍遥園」で、日台の職人によって修復作業が進められている。17日から21日までの5日間、工事現場の見学イベントが開催され、参加者は修復技術とその成果に理解を深めた。

文化部(文化省)文化資産局によると、逍遥園は1939(昭和14)年、浄土真宗本願寺派第22世宗主の大谷光瑞によって建てられ、別荘や農業・門徒教育の訓練基地、台湾南部における西本願寺勢力の拠点などとして使用された。戦後は中国大陸から移り住んだ軍人やその家族が住む「眷村」が周辺に形成されたことで、目立たない存在となっていた。2010年に市の歴史建築に登録され、2017年8月から修復工事が着工。来年末の完成を予定している。

修復の技術総顧問を務める日本人建築士の菅澤茂さんは、同園の建設当時も台湾と日本の職人が共同で完成させたと振り返った上で、同園が修復されて再生する今回の工事にその縁が引き継がれ、日台の連携や友情が生まれたことは感動的だと述べた。

イベントに参加した高雄在住の女性は、この機会に一足先に修復中の逍遥園を見られて非常に興奮したと話し、修復完了後の一般公開に期待を寄せた。

イベントは高雄市政府文化局が主催。5日間で計5回開催され、計75人の定員は申し込み受付直後に埋まったという。

17日には、日本の職人が日本式建築の修復技術を台湾の職人に解説する催しも開かれた。

(程啓峰/編集:名切千絵)

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