(台北 18日 中央社)中央気象局によると軽度台風(台湾基準)台風5号は台湾の東の海を北上し、次第に台湾から遠ざかる見通し。台風周辺の湿った空気が流れ込む影響で南部や東部、雲林以北の山地では局地的に大雨が降る恐れがある。
気象局は18日午前8時過ぎ、15県市に大雨・雨警報を発令した。

気象局によると、台風5号は18日午前11時現在、台北の東南東約270キロの海上にあって、時速26キロで北に進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル。台湾本島の一部が強風域に入る恐れがあるとして17日午前に出されていた陸上台風警報は同午後8時30分に解除された。

18日正午現在、豪雨(24時間雨量が200ミリ以上または3時間雨量が100ミリ以上)特報が出されているのは南部・嘉義県、嘉義市、台南市、高雄市、屏東県の各県市全域と東部・台東県の離島。離島を除く台東県と東部・花蓮県、宜蘭県の各県全域、中部・雲林県、南投県、台中市、北部・苗栗県、新竹県、桃園市、新北市の各県市山地には大雨(同80ミリ以上または1時間雨量40ミリ以上)特報が出ている。


(余暁涵/編集:名切千絵)