(金門 17日 中央社)離島・金門に300年以上前から伝わる中秋節(今年は9月13日)の風習「博餅」を楽しむ金門県の観光イベント「金門中秋博状元餅」が31日に開幕する。

博餅とは中秋節に6つのサイコロを使って大小の賞品を争ったり、今後1年の運勢を占ったりする遊びで、「中秋博餅」の名称で2011年に台湾の無形民俗文化財に登録された。


金門県政府は16日、同地を訪問中の米議会職員らを招いて金門本島でPR記者会見を開いた。イベント開幕に先駆けて博餅に挑戦した訪問団メンバーは口々に「珍しい」「面白い」などと連呼しながら異国の文化に興じた。

黄怡凱副県長によると、今年はイベント期間中、金門行きの当日航空券を所持する旅客が出発前に台湾各地の空港で博餅を1回体験できる。対象となるのは、台北松山空港、台中空港、高雄空港、嘉義空港、台南空港、離島・澎湖の馬公空港。

8月31日から9月15日まで開催。

(黄慧敏/編集:塚越西穂)