(台北 28日 中央社)台北市救助隊は8月28日から9月2日までの日程で訪日し、東京都の総合防災訓練に参加する。同訓練への参加は13年連続。


総合防災訓練は日本が毎年国内各地で実施するもので、東京都は災害時に海外からの支援隊を受け入れる態勢の整備を目指し、アジアの主要都市が参加する「危機管理ネットワーク」のメンバーにも参加を呼び掛けている。今年は首都直下地震の発生を受け、東京都が同ネットワークを通じて各都市に支援を依頼したという想定の下で救出救助訓練などが行われる。

台北市救助隊は日本滞在中、訓練に参加するほか、東京消防庁や同庁消防技術安全所を訪問し、交流を深める予定。同隊が所属する台北市政府消防局は、アジア屈指の規模を誇る訓練を通じて世界の各都市と切磋琢磨し、自身の防災能力向上につなげたいと意欲を示している。

(黄麗芸/編集:塚越西穂)