中国の台湾いじめは「グローバル化の秩序破壊」=許信良・元民進党トップ

中国の台湾いじめは「グローバル化の秩序破壊」=許信良・元民進党トップ
許信良氏
(台北 12日 中央社)許信良・民進党元党主席(党首)は9日、中央社のインタビューに応じた。米国と中国の対立が深まる中で、台湾が味方につくべき陣営は決まっているとし、その理由について中国がグローバル化の秩序を破壊しているからだと指摘。その秩序破壊には、台湾に対するいじめも含まれていると語った。

許氏は、中国が現在のような全体主義体制を築き上げた背景には、習近平氏が腐敗一掃に取り組んできた経緯があると説明。司法的手段ではなく運動によって進めてきたために権力が集中し、これに軍拡なども絡み、結果として欧米諸国から敵視されるようになったと話した。

このような状況において、台湾に選択の余地はないとする許氏。中国はグローバル化の秩序を破壊しており、それには全体主義の政治体制や勢力の拡大、他国への威嚇や脅迫、台湾へのいじめが含まれていると指摘した。その上で、「一つの中国」原則の受け入れを台湾に迫るのは政治における一方的な要求であり、「完全なるいじめだ」と強調。台湾は経済大国化しているにもかかわらず、中国は国際社会における台湾の地位を尊重していないとの考えを示した。

現在の国際情勢を前にして、台湾や香港、米国などに対する接し方を変える必要があると、中国は分かっていると言及。中国が調整を図れば、最良のスタートとなると述べた。

1941年生まれ。台湾省議員(73~77年)、桃園県長(77~79年)を歴任し、79年には反体制派の雑誌「美麗島」を創刊させ、社長に就任。台湾の民主化運動に大きな影響を与えた。2016年からはシンクタンク、亜太和平研究基金会董事長(会長)。

(朱建陵/編集:楊千慧)

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