(台北 13日 中央社)次期総統選で再選を目指す蔡英文総統は13日、投票日の来年1月11日は台湾人が選択する重要な時だとし、自身が当選しなければ、台湾は「一つの中国」の道に進むことになると憂慮を示した。同時に、人々が正確な選択をすれば、「『独立自主』の現状は必ずや守られる」と支持を求めた。


中秋節(中秋の名月)のこの日、蔡総統は台北市社子島の信仰の中心「クン天亭」を参拝に訪れ、あいさつの中で述べた。(クン=土へんに申)

総統選には、対中融和路線の最大野党・国民党から、韓国瑜高雄市長の出馬が決まっているほか、国民党を離党した鴻海(ホンハイ)精密工業前董事長(会長)の郭台銘氏の出馬も濃厚となっている。立法委員(国会議員)選挙も同日実施される。

(游凱翔/編集:名切千絵)