外交部「安倍首相の祝電は本物」 出どころは地方事務所/台湾

(台北中央社)台湾の駐福岡弁事処が国慶節祝賀レセプションで安倍晋三首相の名入り祝電を公開し、日本の内閣府が事実関係を否定したことについて、外交部(外務省)は22日、祝電の出どころは安倍首相の地方事務所で、祝賀メッセージは本物だと説明した。一方で、同処の対応が慎重さを欠いていたとの認識を示し、厳しく戒めるとした。同部の欧江安報道官が定例記者会見で報道陣の質問に答えた。

国慶節(10月10日)は中華民国の建国記念日。これに合わせて福岡では4日に祝賀会が開かれた。祝電には「中華民国一〇八年国慶節祝賀レセプションが盛大に開催されますことを心よりお祝い申し上げます」などと書かれていたが、日本では岡田直樹内閣官房副長官が7日の記者会見で「安倍総理から祝電を出したという事実はない」と述べていた。

欧氏によると、同部が行った調査の結果、メッセージは同処が地方の人脈を通して受け取ったものだった。具体的な人名、団体名は明かされなかった。欧氏は、同文の取り扱いに際し、デリケートな台日関係に鑑みて慎重に対処すべきだったが、同処はこの点に対する配慮が欠如していたと指摘し、今後はより注意深い対応を求めると述べた。また、同部や台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)は、同処からの事前報告を受けていなかったと説明した。

台日関係への影響の有無については、安倍氏の母、洋子さんや実弟の岸信夫衆院議員が東京で8日に開かれた駐日代表処の国慶節祝賀レセプションに出席したことや、岸氏が祝電について信頼できるとの考えを示したことを挙げ、影響はないとした。

(顧セン/編集:塚越西穂)

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