台風19号被災地に自費で駆け付けた台湾人ボランティア、再度の訪日に意欲

台風19号被災地に自費で駆け付けた台湾人ボランティア、再度の訪日に意欲
陳一銘さん(右)と妻の辜純純さん
(台南中央社)台風19号による雨で甚大な被害を受けた宮城県丸森町に自費で駆け付けた台湾人ボランティア、陳一銘さんが14日、中央社の取材に応じた。台湾には9日深夜に帰国したばかりだが、同町に大雪が降る前にもう一度復旧作業を手伝いたいと、すでに再度の訪日計画を練っている。

南部・台南市でデザート店を経営する陳さん。台風に見舞われた被災地の状況に心を痛め、親族や友人らに呼び掛けると、自分を含め12人の有志が集まった。日本の知人を通じてボランティア登録を済ませ、11月初めに訪日。陳さんは約1週間、泥のかき出し作業や廃棄物の撤去などを手伝った。日本でメディアに報道されたため、帰国後、店を訪れて感謝の気持ちを伝える日本人の姿が見られるようになったという。

ボランティア不足などから復旧作業がなかなか進まない同町が本格的な冬を迎えれば、人々の生活は今以上に厳しくなるだろうと危惧し、陳さんは台湾に戻るとすぐに再訪を決意。12月の出発を目指して、同行者の募集を始めた。費用も時間もかかることから、応募者は現時点で2、3人にとどまるが、SNSで情報を発信するなどして、ボランティアの輪の拡大に期待を寄せる。

実は昨年にも、日本を旅行中に西日本豪雨に遭遇し、急きょ日程を変更してボランティアに取り組んだ経験がある。当時心に湧き上がった感慨が、今回の行動につながったと振り返る陳さん。2度目の丸森町訪問については、復旧をどれだけ手助けできるかは分からないが、住民を励ますことができればと語り、一日も早く町が元の姿に戻ることを願った。

(楊思瑞/編集:塚越西穂)

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