日台の戦略的協力強化を考えるシンポ、台北で 藤井厳喜氏らが登壇

日台の戦略的協力強化を考えるシンポ、台北で  藤井厳喜氏らが登壇
藤井厳喜氏
(台北中央社)台湾と日本の戦略的パートナーシップ強化について考えるシンポジウムが14日、台北市内で開催され、日本の国際政治学者、藤井厳喜氏が、双方が真の同盟関係を結ぶためには日本版「台湾関係法」制定と憲法9条改正が必要だと訴えた。

シンポジウムは日本の保守系団体「The Japanese Conservative Union」(JCU)と台湾の政治団体「福和会」(FRA)が共催。双方の専門家や学者が台湾の発展や日台の外交、安全保障などについて意見を交わした。日本からは藤井氏のほか、金田秀昭元海上自衛隊護衛艦隊司令官、梅原克彦元仙台市長が参加した。

藤井氏は、「自由で独立した民主主義の台湾」は日本にとって大変重要で、台湾が中国に併呑されれば「日本や米国、オーストラリアの軍事関係にも影響が及ぶ」とし、自由のとりでである台湾は日本の「運命共同体」と強調。親日家が多い台湾と台湾に好意を抱く日本は「相思相愛」で、軍国・帝国・植民地主義を現代でやっている中国共産党という「共通の敵がいる」との考えを示した。

その上で、双方には自由貿易協定など経済上のつながりが必要なだけでなく、軍事的にも実質的な同盟関係を結ぶ必要性があると言及。台湾のために日本人が努力するべきこととして、日本版の「台湾関係法」制定と、憲法9条を改正して国軍を持ち、正式に米国や台湾と同盟関係を結ぶことを挙げた。

談話の中で、来月11日投開票の総統選で立候補者が暗殺される可能性をほのめかした藤井氏。スピーチ後の取材では「あくまでも仮説」と断った上で、警戒感を保つよう呼び掛けた。選挙の行方については、自由、独立の日本を守る日本人に勇気をもたらすとして蔡英文総統の「大勝」を願い、それが「われわれが望む結果だ」とした。

シンポジウムでは、トランプ米政権で首席戦略官兼大統領上級顧問を務めたスティーブ・バノン氏がビデオメッセージを寄せた。バノン氏は、中国共産党政権は地域だけでなく、世界を支配しようとしていると警鐘を鳴らし、台湾の総統選は南シナ海周辺やアジア、全世界の自由で独立した人々、特に米国にとって非常に重要だとの見方を示し、蔡総統の再選に期待を寄せた。

(塚越西穂)

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